指紋鑑定と聞くと、フィクション、ノンフィクション問わず「殺人」や「盗難」などの「犯罪捜査」で使われるもので、自分には全く身近に思えない言葉に思われるかもしれません。
しかし、スマートフォンや防犯装置等、最近では「指紋」を使用したデジタル機器を日常的に利用している方も少なくはないでしょう。
そう、指紋は「一つとして同じものはない」て言っても過言ではありませんので、スマホのロック解除で指紋認証を採用するのは実に理にかなっているのです。
そして、その指紋の特徴を利用して個人を特定するのが指紋鑑定なのです。
一般的によく使われるのが
という内容で、鑑定の成功は「照合に耐える指紋が検出」出来るか否かにかかっています。
もし指紋鑑定をお考えの場合は、指紋が付着していると思われる対象物には極力触れないというのが大前提です。
最悪、以下のようなことが起こる可能性があります。
当初は「綺麗な状態」で残っていた指紋も、関係者が触っていく内、指紋が消えてしまったり、鑑定不能なぐらいに指紋が壊れてしまう場合がございます。
また、費用の面からも言えますが、対象物に触れる人物も極力少なくする事は大切で、怪文書の到着後に容疑者に触らさせてしまい、指紋が怪文書が到着する前に付いたものか、到着してから付着したのか分からなくなるケースもございますのでご注意ください。
よく刑事ドラマなどでコーヒーカップから指紋を採取しているシーンを見かけますが、指紋とはどういった物に付着しやすく、どういった物は付きにくいのでしょうか?
などが指紋が鑑定しやすい物だと言われています。一般的にツルツルしたものですね。
その中でもクリアファイルは「どこでも」入手できて、鑑定士の方も「よく指紋が出る」と仰います。
半面、革製品や和紙等のザラザラしたものは指紋を検出しずらい対象物となります。
また、指紋が付いている所を触ったり、擦ったりすると簡単に指紋が消えたり壊れたりしてしまうので、取り扱いを注意しなければなりません。
意外かもしれませんが、コピー用紙も結構鑑定しやすい物で、一度指紋が付いてしまえば、少々擦れたりしても簡単に指紋が消えたりしないそうです。
また、ドラマのようにコーヒーカップのような陶器類も指紋が付きやすく鑑定しやすい物と言われていますが、和食で使われるようなざらついた陶器からの指紋の検出は非常に難しいそうです。
指紋の検出費用 | 対象物から指紋を検出する作業 | 165,000円 |
指紋照合費用 | 検出した指紋と被疑者の指紋を照合 | 125,000円 |
資料の追加 | 鑑定資料が20点を超えた場合、5点毎に | 35,000円 |
鑑定書の追加 | 2部以上の鑑定書は費用が発生します | 25,000円~ |
裁判用 鑑定 | 裁判用の鑑定、 鑑定書3部 | 475,000円 |
指紋鑑定同様、よく使われる鑑定。
弊社では元警察署鑑識課の者が確かな技術で筆跡を鑑定いたします。
もちろん、すぐにご面談の日取りや来社予約を決めていただく必要はありません。
お電話でのお見積りにも承ります。